朝に便を出す方法とは?すぐに実践できるものをご紹介します!!
2016/04/21
監修: 快適ヘルシーライフ編集部
朝にお通じがあれば、その日1日すっきりと過ごせるでしょう。
また、子どものころは毎朝お通じがあったという方も多いと思います。
しかし、社会人になると朝が忙しくゆっくりトイレに入る時間もなくなりがち。
そこで、今回は朝すっきりと便を出す方法をご紹介します。
毎朝お通じがあれば、便秘予防にもなるでしょう。
また、便秘気味の方はこの記事に書いてある方法を試せば、便秘が解消するかもしれません。
実行できそうなことはぜひ、参考にしてください。
1.朝に便が出やすい理由とは?
便は、食べ物が消化された残りカスや内臓の老廃物などでできています。
食べ物が口から入り、胃から腸を通って消化されて排便されるまで約25時間~72時間かかるでしょう。
つまり、丸1日以上かかるのです。
そして、胃腸は新しく食べ物が入ってくるとぜん動運動をして、腸に入っている食べ物を大腸や直腸へ押し出します。
つまり、夕飯を食べるとそれ以前に食べた食べ物が、より下に下りやすくなるでしょう。
また、眠っている間は副交感神経が活発になり、胃腸が動きやすくなるのです。
さらに、睡眠中に胃は空っぽになっています。そこに食べ物や飲み物が入ってくると、睡眠中よりも胃腸は活発に動くのです。
その結果、便意も起こりやすくなるでしょう。
2.朝に便を出すメリット
便秘気味の人にとっては、出てくれるなら1日中いつでもよいと思っている方もいるでしょう。
しかし、仕事中にトイレにこもるのはなんとなく落ちつきません。
腹痛が起きても大変でしょう。
また、家のトイレと外のトイレでは、家のトイレの方が落ちついて用を足せます。
そのため、たとえ便秘気味だったとしても時間をかければ出るということもあるでしょう。
また、朝に不用なものを排出できれば、一日すっきりと過ごせます。
さらに、子どもの場合は学校で大きい方をするとからかわれる、というケースもあるのです。
そのため、より朝に便を出していくことが大切になるでしょう。
3.朝にすっきりと便を出す方法とは?
この項では、朝にすっきり便を出す方法をご紹介します。
どれも簡単なものばかりなので、実践できそうなものは、ぜひ試してみてください。
3-1.前日の夕飯から気を配り始める
朝に気持ちよくお通じがあるようにするには、前日の夕飯から気を配りましょう。
まずは食べる時間です。
眠る直前に食べると、睡眠中も胃腸が動き続けなければなりません。
これでは朝までに胃腸が疲労しすぎてしまいます。
ですから、できれば布団に入る2時間くらい前に食事は済ませておきましょう。
残業などで遅くなるという場合は、残業中におにぎりなどおなかにたまるものを食べ、その後はヨーグルトや野菜サラダなど軽いものだけを食べます。
少し味気ないですが、胃腸に負担をかけないためにも、眠る直前に重いものは避けましょう。
3-2.肉類は控え、野菜を多めに取る
食べ物によって消化する時間は変わってきます。
よく「腹持ちがよい食べ物、悪い食べ物」といいますが、腹持ちがよい食べ物ほど消化に時間がかかるのです。
一例をあげると、脂肪分が多い肉、ご飯などの炭水化物、ピーナッツなどのナッツ類でしょう。
これらの食べ物をたくさん食べ過ぎると、朝のお通じが出にくくなります。
ですから、肉や魚よりも野菜を中心に食べましょう。
一番お勧めなのが、和食の定食の献立です。
メインの肉や魚はもちろんのこと、副菜として野菜をたっぷり食べましょう。
熱を通した野菜より、生野菜や根菜類の方が食物繊維などは取れます。
また、こんにゃくや海そうなど水溶性食物繊維を取るのもお勧めです。
3-3.水分を取る
水分を十分に取らないと、便が固くなって出にくくなります。
しかし、お茶やコーヒー、さらにアルコールは利尿作用があり腸よりも膀胱(ぼうこう)の方へ水分が行ってしまうでしょう。
ですから、水分補給は麦茶やほうじ茶、さらに普通のお水が効果的です。
しかし、あまり冷たい水を飲み過ぎると、胃腸の調子が悪くなります。
ですから、食事中は常温の水を飲むか、飲みにくいのならば麦茶がお勧めです。
3-4.腸内環境をよくするものを食べる
朝あまりお通じがない方が、前夜から食事を調えたところで急に調子よく毎日便通があるとは限りません。
特に、便秘気味の方は腸内環境が悪化していることが多いのです。
そこで、腸内環境を改善させるために、乳酸菌発酵した食べ物を食べましょう。
代表的なものはヨーグルトですが、そのほかにもぬか漬けやキムチ、納豆、みそなども発酵食品です。
特に、キムチやぬか漬けはご飯のおかずにもピッタリなので、男性の方はヨーグルトよりも食べやすいでしょう。
さらに、乳酸菌のエサとなるオリゴ糖を砂糖の代わりに使うのも効果的です。
このような食生活は、最低でも2週間以上は続けてみましょう。
3-5.朝も水分を取り、朝食を食べる
さて、朝目がさめたら、まずは水分を取りましょう。水でもかまいませんが、さゆを飲めば内臓も温まって一石二鳥です。
さゆは50度~60度の温かいお湯のことで、飲みにくい場合は少量のはちみつを入れてもかまいません。
また、朝食をしっかり食べれば胃腸も動き始めるでしょう。
3-6.毎日同じ時間にトイレに入る
毎日同じ時間にトイレに入れば、体の方も「今、排せつをしても大丈夫の時間だ」と覚えてくれます。
たとえ出ても出なくても同じ時間にトイレに入り続ければ、やがてその時間の付近になると自然と便意をもよおすようになるでしょう。
毎日同じ時間にトイレに入るには、規則正しい生活も大切です。
寝坊をして朝食抜き、トイレに入る時間がないということにならないように、夜更かしもできる限り控えましょう。
4.すでに便秘気味の方は、まずは解消させよう
さて、ここまで朝に自然なお通じが出る方法をご紹介してきましたが、すでに便秘している方は、まず便秘解消を優先させましょう。
便は、体内で時間がたつほど固くなりより排せつされにくくなるのです。
3日以上便が出ていないという場合は、市販薬を利用してでも出しましょう。
市販の便秘薬は即効性もあり、便秘解消には有効な方法です。用法と用量を守れば体に負担もありません。
より自然な便通に近づけるためには、夜眠る前に飲んで、朝に前述したようにさゆを飲んでみてください。
より便が出やすくなるでしょう。
5.おわりに
いかがでしたか?
今回は、朝に自然と便が出る方法についてご紹介しました。
今まで便秘などしたことがないという方は、今回ご紹介したような生活をしている方が多いのです。
また、ストレスをためないことも大切でしょう。ストレスは自律神経の働きを乱します。
緊張すると下痢気味になるという方も多いですが、便秘になる方も少なくありません。
仕事が忙しかったり心配事を抱えていたりする方は、心と体の緊張をときほぐす方法を見つけてください。
ゆっくりとお風呂に入ったり、好きな音楽を聞いたりするのもよいでしょう。
ただし、暴飲暴食だけは避けてください。
食欲を満たすことも、ストレス発散の方法のひとつです。
しかし、過度の暴飲暴食は胃腸に負担をかけるだけでしょう。
おいしいものを食べてストレス解消したいという場合は、ごく少量のものを、時間をかけて食べてみてください。
甘いものでしたら舌も胃も満足しやすいでしょう。また、コース料理も時間がかかるのでお勧めです。