アルコールで便秘を解消! スリム美人になるためのお酒習慣
2015/03/25
2015/04/03
監修: 快適ヘルシーライフ編集部
お酒を飲んだ次の日、「なんだかお腹がゆるい・・・」
そんな経験をしたこと、ありませんか?
実は、お酒には便通を良くする効果があるといわれています。
上手に利用すれば、お酒を便秘解消に利用することもできるんです。
頑固な便秘に悩んでいる方や、慢性的な便秘が改善しない方。
そんな方はぜひ参考にしてみてください。
目次
1.アルコールが便秘に効く理由とは
お酒を飲みすぎるとお腹がゆるくなるのはよくあること。
しかし、お酒そのものが便を柔らかくしているわけではありません。
便秘とは、「便の水分が少なく、調の蠕動運動が鈍くなっている状態」のことを指します。
その状態にアルコールが働きかけてくれることで効果が現れます。
アルコールが効果的な理由は以下の2つです。
1-1.アルコールは血行を良くしてくれる!
アルコールを飲むと、脈が速くなり、顔が赤くなったり体が温かくなったりします。
これは、アルコールに血行を良くする作用があるからです。
血管を膨張させる作用もあり、飲酒した後はいつもより血行が良くなっている感覚がわかると思います。
便秘解消には血行の良さも必要です。
調の血行をよくすることで便秘解消にもつながっていきます。
ただし、血行が良くなるのは飲酒後だけです。
飲酒しすぎると、逆に寒さを感じることもありますので、要注意。
飲みすぎは禁物です。
1-2.アルコールは腸を刺激してくれる!
先ほどもお伝えしたように、アルコールは便そのものを柔らかくしてくれるわけではありません。
当然、アルコールも水分ですから、便を柔らかくしてくれる作用も期待できますが、もっと大きな作用は腸に直接働きかけてくれる作用です。
便秘の原因のひとつに「腸の蠕動運動の低下」があります。
アルコールを飲むと腸に刺激が与えられ、蠕動運動が活発になって便秘解消につながっていくのです。
ただし、ここでも飲みすぎは禁物です。
お酒を飲んだ次の日に、お腹がゆるくなってしまうのは飲みすぎが原因といっても過言ではありません。
お酒は本来刺激が強いものですから、飲みすぎると「程よい便通」を簡単に通り越し、「お腹がゆるい」「不快な下痢」の状態に到達してしまいます。
便秘解消を通り越して、不快な状態にならないように気を付けましょう。
適度な飲酒こそが便秘解消に役立ちます。
「酒は百薬の長」といいますが、まさにその通りですね。
適度な飲酒は体に良い作用をもたらしてくれます。
2.どんなお酒が効果的?
では、どんなお酒が便秘解消に役立つのでしょうか?
やみくもにお酒を飲み続けても、飲みすぎになるだけです。
楽しくお酒を飲みながら、便秘も解消する!
そんな楽しいアルコールライフを目指してください。
2-1.炭酸が腸を刺激してくれる
便秘解消のためにアルコールを摂取するなら、炭酸を意識して摂取しましょう。
炭酸入りのビールやチューハイがより効果的といわれています。
前述した「腸の蠕動運動促進」に加え、炭酸がより腸を刺激してくれる、というのがその理由です。
ビールが苦手な方は炭酸を利用したカクテルなどでもよいでしょう。
無理をして苦手なものを飲むとストレスが溜まってしまいます。
ストレスは便秘の原因の一つですから、それも避けたいところです。
もともとアルコールは苦手、という方は炭酸入りのお水で代用してもよいかもしれませんね。
アルコールのように血行を良くする作用はありませんが、炭酸水による刺激は期待できるでしょう。
2-2.健康・美容を気にするならこのお酒!
便秘解消のためには炭酸を含んだものが効果的といわれていますが、ビールばかりでは飽きてしまうでしょう。
さらに、アルコールを摂取すると、分解する過程でビタミン・ミネラルを消費します。
その点で、美容・健康にとってはあまり良いとは言えません。
「お酒は好きだけど、ビールは苦手」
「健康や美容にも良いお酒がいい」
そんな方には、ポリフェノールたっぷりの赤ワインがおすすめです。
赤ワインにポリフェノールがたくさん含まれている、というのはすでに浸透していますね。
ポリフェノールはアンチエイジング効果も期待できますから、女性にとってうれしいポイントを押さえてくれる、ありがたい栄養素です。
ポリフェノールは強い抗酸化作用を持っている上に、善玉コレステロールを増やす作用もあります。
便秘解消を目指すなら、炭酸入りの赤ワインを摂取するのが良いでしょう。
あたたかくしたり、炭酸割にしたりするとより飲みやすくなるのでおすすめです。
2-3.どれぐらいが適量なのか?
「飲みすぎは禁物」のアルコールですが、どれぐらいが便秘解消に適量なのでしょうか。
便秘の解消を目的にするなら、チューハイなら1缶程度、ビールならコップ1杯程度。
赤ワインならグラス一杯程度ぐらいが適量といってよいでしょう。
お酒好きな方にとっては少し物足りない量ですが、それぐらいが「適量」です。
普段あまりお酒を飲まない方は、それぞれコップ1杯程度でも構いません。
ビールや赤ワインを1ビンとなると、かなり飲みすぎな状態です。
お酒に強い人はそれぐらい大丈夫!という方もいると思いますが、飲みすぎると健康を損なってしまいます。
大量に飲んでも便秘をすっきり解消することはできません。
逆に、お腹がゆるくなるといった不快な状態を引き起こすだけ・・・
ですので、お酒好きな方は「もうちょっと飲みたい」と思う程度にとどめておきましょう。
普段お酒を飲まない方は「1グラス・コップ1杯程度」を目安にアルコールを摂取してください。
3.おつまみとの組み合わせは?
お酒を飲むときに欠かせないのがおつまみです。
おつまみなんて何でもいいのでは?と思っているなら大間違い。
おつまみによって腸内環境が変わってくる可能性もあります。
お酒を飲むときはおつまみをちゃんと選んで、
便秘解消につながるものを一緒に摂取してください。
3-1.脂っこいものは絶対に避ける!
お酒を飲むときは必ずおつまみやお酒のあてを用意するものです。
空腹なままアルコールを体に入れると、胃が荒れてしまったり、酔いが早く回ったりしますので、食べ物は必ず用意しましょう。
便秘解消のために避けておきたいのは、脂っこいものやお肉です。
美味しいお肉や揚げ物はビールにぴったり!という人も多いと思いますが、これらは腸内の悪玉菌を増やしてしまうことにつながってしまいます。
悪玉菌は便秘の敵ですから、絶対に増やしてはいけません。
同じように、塩辛いものも避けておきましょう。
便秘が悪化する原因になりかねません。
3-2.便秘解消におすすめのおつまみ
便秘解消のためにおすすめのおつまみはこちら。
- 豆腐(冷奴・湯豆腐)
- 海藻類のサラダ
- 枝豆
これらを含んだメニューは美容・健康にもよく、便秘解消も期待できます。
「豆腐と海藻のサラダ」「レタスとトマト、チーズのサラダ」などは女性好みで健康によく、お酒にもよく合うメニューです。
赤ワインを飲むならこれらのサラダがぴったりと言えます。
ビールを飲む方は、枝豆をおつまみにするとよいでしょう。
海藻を使った酢の物などもおすすめのメニューです。
くれぐれも、ポテトチップスなどの脂ものをおつまみにしないように!
良質のたんぱく質、繊維質など、便秘を解消しながら美容にも効果的なものを摂取しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
「酒は百薬の長」と言う言葉通り、適度なアルコールは健康を増進し、女性の悩みである便秘解消に効果的に働いてくれます。
注意したいのは
- アルコールの摂取量
- 一緒に食べる食べ物の種類
これをしっかり頭に入れておくこと。
飲みすぎると健康を損なう、ということをくれぐれも忘れずに!
お腹がゆるくなると便秘は解消しますが、非常に不快な状態になります。
おつまみに脂っこいものを食べるのもNG。
お酒が進みやすいうえに、脂っこさは美容・健康面にも悪影響を及ぼしがちです。
「便秘を解消して、すっきりスリム美人になりたい!」
そんな方はこの2つの注意点を肝に銘じて、適量のアルコールで便秘を解消してくださいね。